IBM のSocial Computing Guidelines概要

IBMSocial Computing Guidelinesは、いろいろな企業のソーシャルメディアガイドラインのお手本となっています。この中で、述べられている内容を要点整理してみました。内容は全てIBM社員に向けて規定されているものです。全世界の社員がいつでも確認できるようにページが用意されています。一般生活者がこのページを入念にチェックすることはあまりないでしょうが、企業が従業員に対してどのような指導をしているかは、よくわかります。IBMBusiness Conduct Guidelinesもホームページに公開しています。
・Introduction
心構えソーシャルメディアでの対話を通じて「信頼を得る」「学習する」「貢献する」ことを目指してとりくんでください。)

IBM Social Computing Guidelines: Executive Summary

1 服務規程の順守(Business Conduct Guidelinesに従ってください)
2 発言に対する責任自覚(あなたのプライバシーも公開されることを自覚して、責任のある発言をしてください。あなたがオンラインネットワークのなかでどのように存在したいかを想定してふるまってください。一人称で話してください。)
3 企業との関係性の明示IBM(会社)やIBM(会社)に関係する事案を議論する際には、実名、IBM(会社)との関係、役割を明示すること。また、初めて投稿する場合にはIBM(会社)を代表しているのではないことを明示してください。)
4 免責事項の主張(外部サイトに投稿するときは、あくまで「発言が自分個人の意見であり、IBM(会社)を代表する意見でないことを明示」してください。ただし、マネージャや重役には免責事項は通用しません。個人的な意見でもIBM(会社)の意見とみなされます。)
5 著作権の遵守・誹謗中傷の禁止著作権、公平性、公表義務を遵守してください。)
6 守秘義務の遵守守秘義務。個人や内部情報を公表するときは許可を得てください。IBM(会社)の機密情報(財務情報、事業計画、行動予定等)を公開してはなりません噂には、ノーコメントとすること。肯定も否定もしてはなりません。)
7 事前了解(許可なく顧客、パートナー、サプライヤーの情報を公開しないでください。リンクをはるときは、デッドリンクにならないか注意してください。)
8 個人情報保護(読者に敬意を表する事。誹謗中傷やIBM(会社)の職場で受け入れられないような、発言を慎んでください。また他人のプライバシーや個人の政策や宗教など人の嫌がることないように考慮してください。)
9 引用記事(誰かが公開した事項を引用する場合、その出所を明示してください。)
10 発信情報のクオリティ(読者や同僚に敬意の念を、持ち続けてください。同僚や取引先からどのように見られたいかを考えてプロフィールやコンテンツを用意してください。付加価値をつけましょう。)
11 ポストした内容の取り扱い(好戦的になってはいけません。投稿した直後以外は、過去にポストした情報は変更しないでください。
12 自己判断の基準(ベストな自己判断に心がけましょう。価値を高めるようにトライしましょう。価値のある情報や予測を提供しましょう。IBM(会社)のブランドはあなたの情報発信により影響を受けます。)
13 日常業務との関係性(日常業務をおろそかにしないように)